最初はカメラ(ステレオリアリスト)の使用説明書かと思ってました。確かに第二章30ページは使用説明書そのものですが、総400ページに及ぶこの本には、各シチュエーションでの撮影のコツ、光の当て方とらえ方、マウントの方法、作品の映写テクニック、果ては海外旅行前の準備の心構えまで、親切丁寧に解説されています。202対のステレオ写真掲載、そのうち30対はカラーです。-2008.09.09.記-
初めて手に入れた海外文献です。数カ所のWebサイトで、3D写真家の必読書と書かれていましたが、まさしくその言葉が当てはまります。左右のレンズを内側に向けて撮影した方が良いのか、飛び出すステレオ写真と奥行きのあるステレオ写真はどんな違いがあるのか、カメラを水平に保つ事がなぜ重要なのか、・・・今まであちこちで議論されていた事が非常に明快に記述されています。実は、まだ全部読んでいないのですが、まだまだ多くの貴重な情報が探し出せそうです。-2000.12.27.記-
An illustrated history and price guide とサブタイトルが付いているように、ステレオ写真蒐集家のための本です。ステレオ写真家の名前とか写真の状態の評価法などが記載されています。白黒でサンプルのステレオ写真も多数ありますが、印刷はやや粗い。片方の写真しか掲載されていないものもあります。
時代別、国別、対象別にステレオ写真の歴史、作者、エピソードなどが記載されています。あまり読んでませんがこの膨大な資料を集めるのは大変だったろうと思います。サンプルのステレオ写真は白黒で印刷はやや粗いですが、画面は大きめです。片方の写真しか掲載されていないものもあります。
チャップリン、キートンと同時代の喜劇役者、ハロルド・ロイドが撮影した、1940年頃のハリウッドスター達のステレオ写真集、マリリン・モンローの写真は12対あります(表紙も彼女)。平行法用のビュアーで見る67対の写真のうち7枚が交差法になっている事は、有名な話(^.^;) -2001.06.01.記-
1985年のフランス語版の再版だそうです。絶版でもう手に入らないと残念に思っていたところ、amazon.comのused itemsで入手しました。え、いや、あくまでもステレオ写真の歴史を勉強するために購入したのでして、ええ、そうなんですよ・・・(^.^;;) -2001.11.23.記-
Californiaの開拓時代のモノクロステレオ写真を集めた写真集です。撮影時期の記載があるものは1859年から1903年まで、100年以上前のアメリカ西部の姿がステレオでよみがえります。
普通のプラスチックレンズを使ったビュアーが付属しています、このため写真はやや小さめ。 -2002.10.18.記-
2個のレンズが表紙に付いていて、これで平行法の写真をのぞいて見ます。朝倉さんのFish Eyesと同じく水中写真。それぞれの写真には写っている魚や動物の解説つき。 -2002.03.22.記-
ベトナム戦争時にテレビ報道が発達したように、南北戦争の時には写真報道が発達したという記載があります。その際に多くのステレオ写真が撮影され、その記録が残されている、というわけです。130対の写真のううち約1/4は廃墟や屍の写真、これらの記録が当時の人々にどのような影響を及ぼしたのか、興味の湧くところではありますが、どうやら死体の写真がステレオカードで販売されていた様子であり、必ずしも「報道」の意図で撮影されたものだけではなさそうです。ビュアーが付属してます。 -2005.05.01.記-
なんと372ページもの分厚い本でした。モノクロのステレオ写真は約200対(数える途中で疲れてしまって、概数)、ステレオカードが流行した1870年台から1900年頃当時のアメリカ合衆国Iowa州の風景が楽しめます。また、冒頭には当時使用されていたステレオビュアー、ステレオカメラのカタログ絵が紹介されていたり、Boat galleryにPhoto carなど当時の写真家たちの生活ぶりが紹介されていたりします。
ステレオカードサイズの印刷、初心者には裸眼視はちょっとむずかしい大きさですが、ビュアーが付属してます。 -2002.10.20.記-
2個のレンズが表紙に付いていて、これで平行法の写真をのぞいて見ます。昆虫の接写が見事、どんな機材を使っているんでしょう。 -2002.03.22.記-
金属ミラーに左側の写真の鏡像を写し、右の写真とステレオ視するしかけの本です。写真が大きいので見やすい。子供向けの教育絵本ですが、大人も楽しめます。日本で出版してもヒットすると思うんですがねえ。写真は接写が多いです。 -2002.03.22.記-
2個のレンズが表紙に付いていて、これで平行法の写真をのぞいて見ます。かえるは、まあかわいい。とかげも、まだ・・・、カメレオンなぞは愛嬌もある。でも、やっぱり蛇はステレオで見ても気持ち悪いなあ。 -2002.09.07.記-
写真は作者別に掲載されています。後に写真家をやめて養蜂家になった人、新聞社の経営者、議員一家の変わり種、化学の先生・・・そんな風に紹介されると、写真だけでなく写真の手前で撮影している彼らの姿が想像されます。ところで、100年前のNorth Carolinaの風景は、私が想像する今のアメリカの田舎とあまり変化していないようです。立体写真集NIPPONに掲載された100年前の日本の写真を見て、私は小さい頃の田舎を想い出しましたが、外国の人達も同じように想うのでしょうか。 -2005.06.10.記-
Images of Americaシリーズの中には”Stereoscopic Views of the White Mountains”という本もありますが、これはamazon.comの書評で「ステレオ写真が1枚もない」という怒りの(^.^;)投稿があったので購入を止めました。
金属ミラーに左側の写真の鏡像を写し、右の写真とステレオ視するしかけの本です。このシリーズはたくさん出ていて編集者も慣れていると思うのに、印刷ミスで左右逆になっている写真が2枚あるのは、ちょっと意外。 -2002.03.31.記-
南北戦争の記録ステレオ写真、第二弾。ビュアーが付属してます。着色したステレオカードもある、そうですが、実はまだ包装を解いていなかったりして・・・ -2005.05.01.記-
パリを写した種々のステレオ写真の紹介。古くはステレオペアーから、アナグリフ、レンティキュラー(表紙に写真が貼ってあります)、ホログラム(これは見本なし)など。写真は多いですが、写真集と言うよりもステレオ写真解説本と言った方がよさそうです。 -2002.03.31.記-
イラストと写真の混成です。スペースシャトルの写真も、ミールの写真も、もともとのステレオ写真なんでしょうか(所々、不自然な部分があるようにも見えたり)。マーズ・パスファインダーが写したらしき火星の写真はオリジナルと思いたい。 -2002.04.21.記-
「はたらくのりもの」ステレオUSA版、といったところでしょうか。2個のレンズが表紙に付いていて、平行法の写真をのぞいて見ます。 -2003.05.08.記-
2個のレンズが表紙に付いていて、これで平行法の写真をのぞいて見ます。写真の周りを黒く印刷しているのは、どうやら反射を減らして見やすくする工夫のようです。あと1冊しかない、と表示されたので急いで注文したのですが、注文した後もちゃんと販売されてます。 -2002.03.22.記-
stereo nude写真、1950年代のものですから過激な写真はありません。2個のレンズが表紙に付いていて、これで平行法の写真をのぞいて見ます。左右が逆になったものが多数、左右同じ写真が1枚。 -2002.03.22.記-
表紙に4対、本文中に118対のステレオ写真が掲載されていますが、写真に期待すると大ハズレ。この本はKeystone View Companyという会社が発売した第一次世界大戦のステレオ写真セットのリストを掲載した、いわばカタログ本です。例えば「1920年に発売された100枚セットのうちのNo.172は、30枚セットのうちのNo.90と同じで画像番号18769、タイトルは・・・」という具合の内容です。掲載された写真は約3x3cmの小ささ、かなりがっかりしました。 -2004.02.28.記-
1860年代から1930年代までのUSAインディアナ州を撮影したステレオカードがジャンルごとに紹介されています。カラー印刷、といっても、もともと大部分はモノクロ写真ですから写真を貼付したカードの色を楽しむくらいしかできませんが、最後の29対は過去の景色と比較するための現代のフルカラー写真です。 -2003.11.29.記-
3-D Hollywoodでも紹介したハロルド・ロイドが撮影したハリウッド女優達のセミヌード写真集。タイトルは"in 3D"となってますが、大部分の写真は単写真で、一部(43枚)がカラーアナグリフのステレオ写真になってます。amazon.comの書評にもあった通り、中には回転ずれが目立つ写真もあります。 -2005.05.01.記-