next up previous contents
Next: 10.2.3 staticメンバ宣言 Up: 10.2 メンバ Previous: 10.2.1 publicメンバ宣言

10.2.2 privateメンバ宣言

privateメンバは、クラス宣言式の中で、予約語privateに続いてメ ンバ名を並べることで定義します。複数のメンバ名を `,'で区切って同時に宣 言することもできます。また、メンバ宣言の終わりは、`;'で示します。

private <メンバ名> ;
private <メンバ名>, <メンバ名>, <メンバ名> ;

privateメンバは、自分のクラス、あるいはサブクラスで定義されたメ ソッドからのみアクセスできます。したがって、下記のようなプログラムは、 アクセスエラーとなります。


class Point {

private x, y ;
}
var anInstance = new Point;
anInstance->x = 10 ; // エラー! x にアクセスできない
anInstance->y = 20 ; // エラー! y にアクセスできない

上記のプログラムの場合、Pointクラスには、メソッドがなにも定義されてい ないので、そのインスタンスのメンバには代入も参照もできません。


next up previous contents
Next: 10.2.3 staticメンバ宣言 Up: 10.2 メンバ Previous: 10.2.1 publicメンバ宣言
Tetsuo Ono
1998-11-05