配列は、様々なデータ型のデータを0個以上まとめたものです。Cmm の配列は、 基本的に1次元配列のみです。Cmmの配列では、その要素の型は決まっていませ ん。
そのため、複数のデータ型のデータを並べた配列を定義することも可能です。 また、配列の要素として配列を用意することで、多次元配列として利用するこ ともできます。
配列定数は、 [ と ] ではさまれた、0個以上の要素、整数、実数、文字列、 変数、配列、関数、クラス、インスタンスで現します。各要素は、',' で区切 られます。
[] | 要素数0の配列 |
[10, 20, 30] | 3つの実数を要素とする配列。 |
["foo", "bar", "boo"] | 3つの文字列を要素とする配列。 |
["ABC", 120, 3.14] | 要素のデータ型がそれぞれ異なる配列 |
[[1,2,3], [4,5,6], [7,8,9]] | 33行列の表現例 |
配列定数の各要素の区切は、コンマ(,) で行います。
Cmm の配列には、要素の型は定義されません。そこで以下のような、 複数のデータ型を組み合わせた、lisp の list のような配列も用い ることができます。
また [,,] の様に単にコンマだけで区切れられた要素は、void とな ります。
[,,] == [void, void, void] |
[,1,,3,] == [void, 1, void, 3, void] |
Cmmは、配列演算について、独特な仕様を定義ています。詳細は、「演算式」 (5,)を参照してください。