クラスは、データ(メンバ)と、それを操作するためのメソッド(関数)をひとま とめにしたデータ定義です。
クラスは、通常、クラス宣言を行うことで定義します。
また、Cmmの言語仕様としてあらかじめ定義された組み込みクラス、Cmm の基本データ型である、void, 整数、実数、文字列、シンボル、配列をオブジェ クトとして扱えるようにするための、カプセルクラスも定義されています。
Cmmでも、他のオブジェクト指向言語同様、クラスの継承ができるので、既存 のクラス定義を利用して、そのサブクラスを定義することができます。Cmmで は、実装が複雑にならないように、単一継承のみサポートします。
クラスについての詳細は、「クラス」(10節,頁)に記されています。