文字列の2項演算では、`+' と `*' の2つの演算子とその演算代入演算子、 +=、*=が定義されています。
`+'は、文字列の連結計算を行います。以下の式、
var a ;
a = "this" + " " + "is" + " " + "a" + " " + "pen." ;
を実行すると、変数aには
"this is a pen."という文字列が格納されます。
`*' は、第1項に文字列、第2項に0以上の値の数値型(整数、あるいは実数)を 与えることによって、第1項の文字列を繰り返し連結する計算を行います。以 下の式、
var a ;
a = "Unix!" * 4 ;
を実行すると変数aには、
"Unix!Unix!Unix!Unix!"
という文字列が格納されます。なお、第2項が実数の場合は、小数点以下を切 捨て、整数化した後、上記の演算を行います。
また、文字列データが入っている変数では、+= と *= が利用できます。