Next: 5.9.3 比較演算子(<=)の特殊用法
Up: 5.9 比較演算子
Previous: 5.9.1 等値(==)非等値(!=)演算子
すべての比較演算でデータ型が異なる値の比較の場合、整数と実数の比較の場
合は型変換を行って比較しますが、それ以外の時は2つの項のデータ型が異な
るときは、偽となります。
また、配列型、クラス型、インスタンス型の比較はいつも偽となります。
それ以外のとき、「より小さい」(<)は、以下のルールで真偽を判断します。
- 整数と実数の比較の場合は、実数の小数部を切り捨てて比較し第1項が小さいとき真
- 実数と整数の比較の場合は、整数を実数化した後、比較し第1項が小さいとき真
- 整数型、実数型の場合は、第1項が第2項より小さいとき真
- 文字列のときは、第1項の文字列中の文字が第2項より小さいとき真
他の演算子、<=、>、>= の場合は、上記のルールのアンダーライン部分(小さ
い)が、それぞれ、「以下の」、「大きい」、「以上の」になります。
なお、演算子<=で、第2項が配列型の場合は、特殊な演算となります。
Next: 5.9.3 比較演算子(<=)の特殊用法
Up: 5.9 比較演算子
Previous: 5.9.1 等値(==)非等値(!=)演算子
Tetsuo Ono
1998-11-05