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- car(array)
引数array(配列)で与えられた配列の先頭要素を返す。引数が空配列[]、ある
いは、配列以外のデータ型の場合は、voidを返す。
car([10, 20, 30])
10
- cdr(array)
配列arrayの第2要素以降を配列として返す。引数が空配列の時は、空配列[]
を、引数のデータ型が配列以外のときは、voidを返す。
cdr([10, 20, 30])
[20, 30]
- assoc(key, array)
arrayは、下記のような形式の配列
[[値1_0, 値1_1 ..], [値1_0, 値1_1 ..], .... ]
その配列の 値n_0 と key が等しかった場合、その部分配列、[値n_0, 値
n_1, ... ]を返す。等しい値を持った部分配列が見つからなかった場合は、
void
assoc(2, [[0, "zero"], [1, "one"], [2, "two"], [3, "three"]])
[2, "two"]
- assocv(key, array)
array は assoc と同じ形式の配列で、assoc と異なるのは、keyが値n_0 とマッ
チした時、値n_1 を返すこと。マッチングに失敗したときは、void を返す。
assocv(2, [[0, "zero"], [1, "one"], [2, "two"], [3, "three"]])
"two"
- char (string, n)
文字列のn番目の文字の値を整数値として返す。
char ("Hello", 2)
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- getenv(...)
環境変数の取得。getenv(string)形式で、環境変数名を指定した場合、string
で指定される環境変数の値(文字列)を得る。また、getenv()と、引数なしで呼
び出すと、
[[変数名1, 値1], [変数名2, 値2], .... ]
という形式の配列ですべての環境変数の名前と値を取得する。
- system(command_string)
シェルコマンドとして、command_stringを起動する。実行ステータスを返す。
command_string が文字列型以外のときはvoidを返す。また、array が
上記形式の配列以外のデータ型なら、voidを返す。
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Tetsuo Ono
1998-11-05